ウィールの選び方
スケートボードのタイヤに当たる部分をウィールと呼びます。ウィールはハードとソフトに分けられ名前の通り固さが違います。またサイズによっても乗り心地が変わってくる為、このパーツも深掘りすればキリがなくその沼にご注意ください(笑)。ここも一般的な説明をしていきます。
ハードウィール
ストリート、パークなどのトリックに適しているウィールです。 材質が硬いのでスライドしやすく地面の感触がダイレクトに伝わります。 98A以下のウィールはアスファルトなどの荒れた路面に適しています。 100Aを超えるウィールは路面の整備されたパークなどに適しています。
また最近は表面が柔らかく静かで中心部が硬いなどのトリックもできる高性能ウィールも人気を集めています。

ソフトウィール
クルーザーやスラロームなどに適しているウィールです。 80Aくらいの柔らかい素材が使われているのでグリップが強く砂やホコリの多い悪路でも走行できます。 走行音が静かなのも特徴です。 ストリート系トリックには適していません。

シェイプ(形状)
ウィールの形状の違いをシェイプと呼びます。 角が丸いタイプをラウンドエッジ、角が直角に近いタイプをスクエアエッジと呼びます。 ラウンドエッジは運動性、コントロール性、スクエアエッジは直進安定性に優れているのでパークやランプを楽しむ方に人気が高いです。 レールトリックではシェイプの形が、掛かりと抜けの良さに影響し好みが分かれる部分です。

直径、幅
直径が大きいほどスピードが出やすくなり、幅が広ければ直進安定性が増しますが、同時に重量も増します。
それとは反対に直径や幅が小さくなるほどと運動性能が増します。
よって目指すトリックやスタイルに合わせてぴったりのウィールを選べれば上達の速度が大きく変わるよ!
ポイント
- 直径が大きいウィールはスピードを出しやすい
- 幅が広いと直進安定性が増す
- 直径、幅が大きいと重くなる
- ウィールサイズは選ぶトラック次第!大口径ウィールを使うときは車高アップを検討する
人気のウィールサイズ
用途 直径
ストリート、パーク 50~54mm
バーチカル、プール 54~60mm

ウィールバイト
バイトはデッキとウィールが接触する現象。 トラックがLOWなら直径53mm、HIなら直径55mmのウィールを使うとバイトが発生しやすくなり、スケートボードが急停止して転倒する恐れがあります。
写真はデッキに掘り込みのあるウィールウェルのあるタイプ。

ライザーパッド
ライザーパッドは車高を上げるために使う部品。 直径の大きいウィールを使用するときに使います。 次の条件に該当するときはライザーパッドの取り付けを検討してください。
LOWサイズのトラックに直径53mm以上のウィールを取り付けたい。
HIGHサイズのトラックに直径55mm以上のウィールを取り付けたい。
ビスの交換が必要
ライザーパッドを取り付けるときはビスの交換が必要です。 ライザーパッドの厚みに応じてビスを交換してください。

コアウィール
柔らかい素材を使うと滑走中にウィールがねじれて、ベアリングの位置ずれや負荷をかけてしまいます。 そういった問題を解決したのがコアウィール。 滑走面とベアリングに接する中央部は硬さが異なる素材で製造されています。
