ベアリングの選び方 | アーリーウープ

ベアリングの選び方

スピードや乗り心地に影響を与えるパーツでベアリングの選択でウィールの回転のなめらかさが変わります。
トラックの様に見た目にもそれほど大きな違いがなく、
他のパーツに比べて選ぶことはそれほど難しくないかもしれません。
メンテナンスのしやすさや強度、そして価格に比較的幅があります。
簡単な選び方としてはこんな感じ

  • メンテナンスが面倒な方→グリスタイプベアリング
  • パークやランプなどを滑ることが多くスピードを重視したい→オイルタイプ高価格帯ベアリング
  • ストリート中心でメンテナンスが嫌い→安価格帯ベアリングで壊れたら交換する
  • 耐久性と性能を重視する方→BONES SWISS
  • スピードもさることながら”シャー”という音が好き→BRONSON RAW
  • 安心な日本製にこだわりたい→NINJA BEARING

ベアリングの構造

シールド
ゴミの侵入防止と潤滑剤の保持をする部品です。 金属製シールドと樹脂製のラバーシールドがあります。 ラバーシールドは清掃、注油の時に取り外すことができる。

ボール
摩擦を減らす重要な部品です。 全ての加重がボールに加わるので強度と工作精度が求められます。
スチールやセラミック素材が使わている。

リテーナー
ボールを適正な位置に誘導する部品

ベアリングの取り付け

ベアリングはウィールの両面に取り付けます。 スケートボード1台で合計8個のベアリングを使います。 片面のみシールドが付いているベアリングはシールドのある面をウィールの外側に向けて取り付けます。

ABEC規格

品質を示す値としてABECという工業規格が使われています。 数値が大きいほど工作精度が高いことを示します。 初めての方はABECの低いベアリングでも十分お楽しみ頂けます。

ABECの無いベアリング

一部のベアリングはABEC規格の値を公表していません。 スケートボードに適した専用設計をしているためABEC規格で性能評価ができないためです。 ブランドごとにコンセプトが異なるので商品紹介などを参考に選んでください。

グリース or オイル

グリース・ベアリング
初心者におすすめのベアリングです。 潤滑材に粘性の高いグリースを使用しています。 オイル・ベアリングに比べてスピード性能は劣りますが、オイル切れを気にせず使用できます。 密閉構造でホコリの侵入を防ぐ製品も多くラインナップされています。 各社、メンテナンスフリーを意識した設計が多いのがグリース・ベアリングの魅力です。

オイル・ベアリング
スピードを必要とするプロフェッショナル向けのベアリングです。 潤滑材のストレスが少くスピード性能が高まります。 ホコリの侵入を防ぐシールドを意図的に外して回転性能を高めた製品もあります。 清掃とオイルの補充を定期的に行ってください。

メンテナンスについて

ベアリングは精密部品なのでホコリの侵入やオイル切れは厳禁です。 性能を維持するために定期的なメンテナンスをおすすめします。ベアリングの汚れを落としは、スプレーでスピーディーに行うか、じっくりボトルで行うかの2方法が一般的。お好きな方法をお選びください。
一般的にメンテナンスが好きな方はボトルで、そうでもない方はスプレータイプが多い印象です。
どちらのタイプもベアリング内のゴムやプラスチックパーツを痛めない様に注意して正しい方法で洗浄をすることが大切です。

シールドの取り外し

ラバーシールドのベアリングは清掃前にシールドを取り外します。 安全ピンなどの先が鋭いものを使えば簡単に取り外せます。

オイル補充

清掃のあとは必ずオイルを補充してください。つけ過ぎは汚れの原因になります。1,2滴を差して余分なオイルは拭き取っておきましょう。 オイルはスケートボード専用オイルの使用をオススメします。
代用品を使う際はプラスチックやゴムを侵食しないオイルを選んでください。